J U S T R A

持続可能な社会変革の日米共創へ向けてー消費と生産にみる可能性持続可能な社会変革の日米共創へ向けてー消費と生産にみる可能性
The Japan-US Sustainable Transitions Network (JUSTra Network)

J国際交流基金日米センター
日米グローバル・パートナーシップ強化助成事業

JUSTra Network 設立会議
米国議会図書館

Not pictured: Prof. Sodeno

2022 年 6 月
ワシントン DC
で本プロジェクトの初会合を開催。設立趣旨の説明や、本プロジェクトを通して、どのような形で、消費と生産における持続可能な社会変革の日米共創へ向けた研究の展開が可能か、また日米間の協力分野の特定や、対話、協力の促進に向けた科学の役割、本プロジェクトの持つ意義、などが話し合われた。
また、午後からのワークショップセッションでは、プロジェクトのコアメンバーが、米国の持続可能な移行に関する取り組み(主にエネルギー分野)を主導する専門家と意見交換を行った。
コアメンバーとアメリカ側の招待専門家とのディスカッションの中では、
• 現時点でのエネルギーの持続可能性に関するさまざまな見方と、ウクライナでの戦争が始まってからの採掘の増加についてのコンセンサス
• SDGs は、米国の政策決定における指標として採用されていない
などの意見が、今後の課題として出された。

日経SDGsフォーラム in NY

2022年7月
ニューヨークにて、同時期開催の国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)に合わせ、2022年7月11日、12日に、日経新聞社及び日経BP社主催による「日経SGDsフェスティバルin NYC」が開催された。
2日間に及ぶプログラムには、米国と日本の産官学の様々な分野の専門家が参加した。

Session
持続可能な消費と生産のための変革加速へ連携不可欠
”Is Transformation for Sustainable Consumption and Production Possible?”

ダイアログ「折り返し地点を迎えて: SDGs達成へ向けた課題と⾒通し」

2023年2月
2月16日に、慶應義塾大学SFC研究所xSDGラボ・コンソーシアムは、JST・共創の場形成⽀援プログラム(COI-NEXT)「誰もが参加し繋がることでウェルビーイングを実現する都市型ヘルスコモンズ共創拠点」事業および国際交流基⾦⽇⽶グローバル・パートナーシップ強化助成事業とともに、チャバ・コロシ第77回国連総会議長をお迎えし、SDGs が折り返し地点を迎える今とこれからを考えるダイアログ「折り返し地点を迎えて: SDGs達成へ向けた課題と⾒通し」を開催した。
チャバ・コロシ国連総会議長による基調講演では、SDGsを含む2030アジェンダの背景として「人新世」や人類活動の急加速(Great Acceleration)に触れ、これらの変化に対応するためには変革が必要であることを改めて強調されました。その後、SDGs達成へ向けた取り組みの進捗状況を紹介するとともに、特に進捗が遅れている目標として飢餓や健康、エネルギー、雇用、都市、海洋、平和の7つの分野を取り上げ、世界的な現状について説明を行いました。また、SDGsを達成するにあたって現在世界が直面している様々な危機や課題についても触れました。その結論として、変化ではなく変革(transformation)が必要であること、また、出来る範囲での努力ではなく、2030年のゴールを達成するために必要な道筋を明らかにしながら、そのために必要なルールを人類が結束して作るべきであることを強調しました。 基調講演の後、国谷裕⼦慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授の進行のもと、質疑応答、パネルディスカッションが行われ、GDPを超えて(Beyond GDP)、SDGsとルールの矛盾、社会的にたくましい科学(Socially-robust Science)、科学と社会の関係性、科学・政策コミュニティ間の協力の促進と国連総会、などについて活発な議論が展開されました。